感染症について
最近、感染症は比較的落ち着いています。
千葉市感染症発生動向調査
【週報】
2025年第26週(6月23日~6月29日)(PDF:348KB)
感染症別グラフ(2025年)(PDF:342KB)
強いて言えば水痘(水ぼうそう)がやや増加傾向にあるように見えます。
伝染性紅斑(りんご病)も引き続き例年よりも多い状態が続いています。
A群溶連菌も例年より多い状態が続いています。
感染性胃腸炎は例年通り。
昨年、一昨年はこの時期にヘルパンギーナ、手足口病は今年は今の所流行していません。
当院での印象
統計をとっているわけではなく、あくまで当院での印象ですが、、、
インフルエンザは全くいません。
大人では新型コロナが増えています。20-40代の若年世代が仕事場で感染してくる印象です。
これから増えるでしょうか。。。
中学生、高校生は百日咳、マイコプラズマが流行しています。学校で流行しているのだと思います。
小学生以下ではライノウイルスとパラインフルエンザウイルスの陽性患者が多いです。
これらはSpotFireでしか測定できませんので、普通は「風邪」と診断される感染症です。
パラインフルエンザウイルス感染症は割と発熱し、結構咳が出る感染症です。
このように世代ごとに流行が異なっているように見えます。
今年から導入したSpotFireのおかげで今まで「風邪」で済ませていた感染症の詳細がわかるようになったので、とても興味深く見ています。
今後も定期的に報告していきますね。